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【本】それからはスープのことばかり考えて暮らした

2013.08.19(23:59) 500

なんかもう、めちゃめちゃツボだったぁ~~~~★


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
路面電車が走る町に越して来た青年が出会う人々。商店街のはずれのサンドイッチ店「トロワ」の店主と息子。アパートの屋根裏に住むマダム。隣町の映画館「月舟シネマ」のポップコーン売り。銀幕の女優に恋をした青年は時をこえてひとりの女性とめぐり会うー。いくつもの人生がとけあった「名前のないスープ」をめぐる、ささやかであたたかい物語。

著者は吉田篤弘さん
出版社は、画像の文庫は中公文庫で
もとの単行本ソフトカバーは暮らしの手帖社です。


本を知ってから、入手して読み終わるまでたいていタイムラグがあって
その間に「なにで知った、どんな本か」ということを忘れてることが多くw
この本もそんな感じで読んでまして。
途中で「なんでこんなツボな本見つけたの、自分?」とw
著者の方はナニモノ?と検索かけたらクラフト・エディング商會の方でしたか~☆
多分それで読もうと思ったんだな、あとタイトル。
モノ忘れがよくなっちゃって困るけどそれはそれで楽しいやねと思う、いいおトシ、占星術でいうところの木星期でございますw

しかし、こんなに素朴というか無骨なキャラばっかりなのに
小説全体のムードがなんとも<ゆるふわ>って…
なんたるミスマッチ。
調和しているところがまたもうクセになりそうで
たいへんやぼうございます(ヤバいを丁寧語で言ってみました。なんか全体的にそんな感じなのです)。

会社、何となくやめちゃった現在無職中の主人公。
ものすごいのほほんとしていて、そんなんで人生いいと思ってんのか!?と
おばちゃんはめちゃめちゃツッコみたくなるのですが
結局のとこ、彼は言語化していないけれど
自分の好きなことに対してはさりげなく貪欲、そして忠実です。

好きな場所には通いつめますが、思いこんで、勢い込んで、というよりは
何となく足が向いて仕方がないという趣。
映画館に行くときめきをなくさないために、あえて隣の駅に住む、
そんな距離の取り方で彼の性格の輪郭がわかろうというもの。
ちょっと昔の村上春樹ふう?
でももっと自然で、「ホントはもっとスタイリッシュだけどさ、地味につくろってるでしょ?ぼく」って感じはしません。
(春樹ファンの方が読んでらしたらごめんなさいです★)

そんな彼が知ったサンドイッチ屋さん。
名前といい、メニューといい、表現されてる味といい
ものすっっっごく!おいしそうでして
リアルにないですか?できれば近所で!通いたいですぅ!!お願い教えてくださいぃ!
と悶えたくなるお店。
グルメっぽくなくて、ふだん食べて、いつでも何度でも食べて飽きないお店なのが
またたまらないんですよね。
なので主人公も延々と通っているわけですw

この「いつでも何度でも」感が物語全体に浸透していまして
物語全体の起伏はゆるやかで
ドラマティックなはずの展開部分でさえも
なんとなく曖昧です。
この曖昧さの受け止め方で、本の評価も大きく変わるかも?ですね。
たぶんだけど
ココは盛り上げようよ!もっとメリハリつけようよ!って感じる人もいるんじゃないかしら。

ワタシ的には
ご飯だって毎日食べるものにはそんなゴージャス感を求めないんだから
日常だってこれくらいでいいんじゃないかな?
なんですけどね。

物語のラストもふわんとしています。
いつもならこういう最後って、「それで?もう少しハッキリさせようよ」ってモヤモヤするのに
この本に関しては不思議と
本は終わるけど、物語はどこかで続いてる気になれるからいっか
と許せてしまうのが我ながらナゾ。

作品に出てくるサンドイッチのように
あるいは最後にできるスープのように
くりかえしくりかえし味わいたくなる
そんな1冊でした。

やー、いいモノ読んだ♪








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