しろまち堂~縁側~

しろまち堂、「倉庫」から「縁側」にブログ名変更しました(もひとつ前のブログ名「基本設定は“上機嫌でGo!”」です)。のんびりペースで、他のブログで書かないようなテキスト記事をちまちまと更新していくことでしょう。ゴンチチ記事や映画記事は『しろまち堂~音楽・映像館~』で、本の記事は『しろまち堂~本館』で更新予定です。あ!『しろまち堂~写真・旅行館~』もありまーす!

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【本】クラスメイツ

本ブログ、ストライクど真ん中っぽいのですが
今回はこちらのブログでのご紹介になります。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
24人のクラスメイトたちそれぞれを主人公にした24のストーリー。子どもじゃないけど大人でもない特別な季節。中学生以上。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
24人のクラスメイトたち色とりどりに反射する24のストーリー。なにげなく過ぎ去ってしまういとおしい時間。中学生以上。

文章は森絵都さん
出版社は偕成社です。




森さんの作品は、かなり前から読んでいます。
「カラフル」が出版されたころだったかな。読んで衝撃を受けて
デビュー作まで遡ってひたすら読みました。
なので、たぶんですがこの方の作品は
児童書もフツーに大人向けの小説を書きだした時も
全部読んでいるはず。
たしか
直木賞をとった、『風に舞いあがるビニールシート』の感想もどっかで書いてるよなあ。
ブログ記事は見つからないんだけど、どこだっけか…。

というわけで
今日の記事は
『クラスメイツ』の紹介というよりも
森絵都さん作品としての感想、みたいな感じがかなり強く出た記事になりそうです。

正直いって、この『クラスメイツ』、
読むのにちょっとためらいがあったんです。
前に出た『ラン』が好みとは違っていたのでね。
『ラン』は、森さんがYAから少し距離を置いた作品を書くようになり、直木賞を受賞して
その後に「YAに戻ってきた!」みたいな触れ込みだったような記憶があるのですが
読んでみて
どうしてそんな煽り文句がでたのかしら?って感じで
要するに大人向けの普通の小説でした。
残念だったのは自分の期待しすぎもあると思うのですが
『DIVE!』みたいなきらめきはなかった★
『DIVE!』はかなりストレートなYA、つか青春小説ですからねー^^

今の森さんの作品は
『DIVE!』のようにピカピカではありません。オトナになられたのね。
かといって、デビュー時期のように
ディープで繊細さゆえの痛みをさらけ出してくるわけでもなく
艶消しでドライな奥にすこーし水分が含まれている印象。
斜に構えているはずなのに、どこかに真摯さがにじみ出ていて
つい振り返ってしまう
そんなさりげないたたずまいで
心に何かを残す作品が多いように思います。

なので
この『クラスメイツ』も全体的にわりと地味です。

フツーのクラス。
人気者はいても、飛び抜けたヒーローではなく
そのくせ
忘れられやすい子たちが何人かいて
でも
どの子もみんな、彼らにとっては自分が主役。

そんな子たち、ひとりひとりにスポットを当てながら
1年の様子を描きだしています。
なので、2冊組ですが
上下巻ではなく、前期・後期なんですね。
時期に合わせて、新学期から始まって、春休みに入るところで物語が終わっています。

同じクラスの子たちの話ですので
当然それぞれの話がリンクしていて
目立つ子はやっぱり登場が多い。
でも
ステキといわれてる子でもやっぱりちょっと、なところがあり
人生の苦み、というか機微を感じます。
理想を追わないあたりがイマドキのお話っぽいかも。

全体を通して読んでいると
負の要素が出てきても、暴走せず予定調和的に納まっていまして
あー、この本は
リアルな世界に見せているけれど、実際のところはユートピアなんだなー

感じさせられました。

浮いちゃいがちな子もなんだかんだいって
クラスにちゃんと居場所があって
うまくなじめなくて不登校になっちゃった子も
途中から少しずつ学校に復帰できるようになって。
弱いところをつついていじめちゃう子が存在しないんですよね。
(正確にいうと、クラスの不思議ちゃんをいじった不穏な書き込みがネットにされる場面はあるのですが
それも作中でちゃんと解決しています)

子どもたちみんなが安心と愛情にくるまれて暮らしているから
気持にもゆとりがあって
いじめで発散するほどのストレスがたまってないってことかしら。
中1なのもいい設定ですね。
小学校から来たばっかりで、自分が学校になじむのがまず最初で
人のことをあーだこーだいう余力は少ない、のかも。

タイミングや人の組み合わせなどなど
森さんが丁寧に考えてお書きになったんだなあという
精巧な感じがあらわれた作品です。

一方、その精巧さが
物語の勢いをそいでいる面もあるとは思いますが
そこをどう判断するかは
読者に任されているんでしょうね。
オトナは読んでいてほっとしますが
登場人物たちと同年代の中学生が読んでどんな感想を持つのか?
知りたい気がします。

ブログで紹介する本の感想記事は、影響を受ける恐れがあるので
あまり読まないようにしていますが
この記事をアップしたら、もう読んでも大丈夫w
ネットで感想記事など、探してみる予定で~す^^

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 [ 2014/07/10 00:47 ]  | TB(0) | コメント(0)
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