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【DVD】情熱のピアニズム

2014.12.23(15:44) 553

感動的というより、魅力的な作品でした。


2012/08/30 に公開


36歳で夭折した天才ピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの生涯を彼と親しかった人­々の証言で紡ぐ驚異のドキュメンタリー。『イル・ポスティーノ』の名匠マイケル・ラド­フォード監督がメガホンを取り、神業のようなピアノの腕と型破りな生き方で周りの人々­を魅了した非凡な男の素顔に迫る。その魅力を語り尽くすのは彼の父親や息子、浮き名を­流した恋人たちや元妻たちに音楽仲間たち。常に前向きに生きたカリスマのパワーに圧倒­される。
http://www.cinematoday.jp/movie/T0015006
配給: キノフィルムズ
オフィシャルサイトhttp://www.pianism-movie.com/
(C) Les Films d'ici-Arte France Cinema-LOOKS Filmproduktion GmbH-partner Media Investment-Eden Joy Music-2011



なんで見ようかと思ったかって
「この人知ってる」から。
うーん、もちろんヘンな書き方なのは重々承知しています。

わたし、音楽に興味を持ったのはこの2年くらい。
その上、アーティストの名前や風貌を憶えようという気持がそもそも薄いタイプです。
なのに「知ってる」というのは
それ以前にどこかで彼のプレイを見ていて、記憶に残っていたということ。

彼の風貌が特徴的すぎるのもあるけれど
それ以外にもきっと何か感じるところがあったはず、と。

しかし、観る時間はハッキリ言って失敗しましたね★
夜中の2時半すぎ、布団の中で見始めちゃいけませんよ。
あまりの面白さに寝落ちどころではなく
しかも真っ暗なのでメモも取れない(ブログに書くかも?というDVDは人の名前やエピソードなどメモリながら観ること多し)
結局、朝の4時過ぎまでノンストップで見ちゃったじゃないですかー。
…今日が祭日でよかった。マジで。

今もYou tubeで彼の演奏を流しながら文章を書いています。
うまく説明できないけれど、
もっと聴きたい、と思わせる音なんですね。
「優れたピアニストは、どのピアノを弾いても、そのピアニストの音を出す」
と、作品の中でどなたかが話していました。
どこがどう違う、なんて言えないけれど、違うのは確か。
華のある音です。軽やかにスウィングして、聴いているこちらの心まで揺らしてくれます。

そんな彼の生涯のことを
彼自身が受けたインタビュー、近しい人々のインタビューや座談会
そしてたくさんの演奏シーンを使って語っているのがこの映画です。

ところで彼のことを語る時
何を告げるべきなのでしょうか。

全身の骨が骨折していたという生まれ方?
本物のピアノが欲しくて、おもちゃのピアノをハンマーで叩いて壊したこと?
1日に10時間~12時間もピアノを弾いていたという育ちかた?
10代の半ばですでにプロになり
どんどん進んでいった、その走り抜けるような音楽生活?
それとも
補助具を使って、あるいは誰かに抱きあげられて
ステージに向かう、あの姿?
3度の結婚?
ひとりの息子?その息子が生まれ持っている、彼と同じ病気(もしくは体質)?

わたしにとっては、彼の印象は
まず第一に
ピアノを弾く、その手です。
若いころから、30代半ばまでの演奏シーンが何度も出てきますが
最初から老成していたかのようなあの手。
脳内の反応を一刻も早く伝えるために体のあちこちが短いんじゃない?
だけどそれを音にあらわすためには
他のところと同じ比率ではムリだから
必要なところだけ神様が標準サイズ、やや大きめに調整なさったんじゃない?
そう言いたくなるような手。
骨折を何度もしていたと聞いているせいか、武骨に感じられますが
それにしても長く、信じられないほどよく動く指。
そう、音を聴きながら彼の指の動きを見ているのは
とてつもなく気持がいいのです。

特異な生まれに早熟な才能を活かすような生き方
コンプレックスのこと
生活にあった不自由さなどももちろん語られていますが
それにしても
彼の人生の彩り豊かなことったら!

要するに彼は貪欲だったんです。
生きることに貪欲で、人生で得られる何もかもを味わいたかった。
時間がないと思っていたのかもしれないし、そうじゃないかもしれないけれど
もっと、もっと
という響きが音楽からも、そして生活からも、聴こえてくるようです。

おおっぴらには言えないけれど、と言いつつ
ドラッグをしていたことも隠されていないし
3度の結婚のうち、妻がふたり(と、結婚はしなかった恋人がひとり)
長いインタビューに答えていて
セックスについてまで語っています。
女性にも貪欲で魅力的だったんでしょうね。映像を見ていてもチャーミングだと思いますから
実物はもっとステキだったに違いありません。

36歳の死は、どう考えても早すぎるはずなのに
作品を見て、あまりの人生の濃さに
まだこれから、とか若すぎる、とかいう印象がないのが
残念なのかそうでないのか
観終わってから何となくぼんやり考えながら眠りにつきました。

生まれつきの障がいがあったにもかかわらず、という冠詞は
どう考えても彼には似つかわしくなく
こんな魅力的なジャズピアニストがいたのよーってことで
それ以外に伝えられることがないようにも思います。

音とステージと彼の姿
すべてがチャーミングな作品でした。
見られてよかった、です♪


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